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詩誌流布今後

詩誌流布は今後、詩誌「LyricJungle」詩誌評にて連載することになりました。
おそらく夏~秋号からになると思います。
引き続きよろしくお願いします。
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「橄欖 第95号」(編集発行/日原正彦)

今井好子さんの詩「あな」。
身体の一部に穴が開いてだんだん大きくなる。そのうち風景が穴に現われてくる……ルネ・マグリットの絵が頭に浮かびました。
穴のなかにいろいろなものが見えてくるのだけれど、わたしはそのことよりも穴が大きくなるということは体が消されていることでもあって、それが恐いなとおもいました。

「刺虫7号8号」(宇宿一成個人詩誌)

水月りらさんの詩「落陽」は、研ぎ澄まされた言葉が次々現れます。
一番印象に残ったのは

昨日の夕陽を覚えていても
明日の夕陽と逢いたくなる(引用)


の2行。ほんとうに、そう思います。

宇宿一成さんが「ひとことコーナー」に宮沢賢治の『グスコーブドリの伝記』を観たと書かれていました。わたし見そびれたんです。DVD借りなくちゃ。

「きょうは詩人 21」(編集発行/長嶋南子)

リズムに引き込まれたのは万亀佳子さんの詩「夜」。
はじめはなんだかよくわからなかったのです。
コーヒーピーってなんだろ??と思っていて、どうやらコーヒー豆風の固いお菓子みたい。
それを本を読みながら口元へ。

コーヒーピーは左の奥歯でがっちり噛み砕かれる
硬い、甘い、ほろ苦い
(略)
左の奥歯ががっちりと
硬い、甘い、ほろ苦い
(引用)


読み進めると
だんだん右の奥歯は硬い物が噛めないことがわかっていきます。
右の奥歯と硬いと本が混じっていく夜を過ごすのです。おもしろい!
この方の詩をもっと読みたいと思いました。

●あけましておめでとうございます

本年もマイペースな更新になると思いますが
よろしくお願いします。

プロフィール

name:
山村由紀
自己紹介:
●主な出版物
詩のアンソロジー『豊潤な孤独』
 (2008.01/草原詩社)
詩集『風を刈る人』
 (2006.06/空とぶキリン社)
詩集『記憶の鳥』
 (2001.07/空とぶキリン社)
●主な活動
個人詩誌「kanpinue」発行
詩誌「風箋」同人
同人誌「Lyric Jungle」編集委員
(詳しくはHPを見てください)
●記事にコメント欄がありません。
ご感想などは下記のミニレターで
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