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「すぴんくすvol.15」(発行人/海埜今日子)

佐伯多美子さんと海埜今日子さんの二人誌。
佐伯さんの詩「あのね」。しあわせとはこういうことを指すのかなと思う作品です。
今日は東北大震災からちょうど一年。今だ安定した生活が確保できない方が多い中、はやく日常のしあわせが感じられる日々が戻ることを願います。

あのね
きょう ひとつ いいことあった

きもち やわらかかったし
あたま パンクしなかったし

ねこがフードいっぱい食べたし
目が ふっと通じあえたし(引用)
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「すぴんくすvol.6」

「すぴんくすvol.6」(発行/海埜今日子)

海埜今日子さんの詩「果肉祭(ハテルニクノマツリ)」。この方の作品を読むと、いつも頭の中に、かすかに地面で揺れる陽だまりのイメージが浮かびます。この作品もそう。柘榴は人肉の味に似ているという俗説の註。果実と肉感的な描写。激しい作品なのに、その向うに静かに地面に揺れる陽だまりが見えました。ひらがなが多いと、意味を捉えるために読みが遅くなり、それがこの作品のスピードと微妙に差ができて、それを快感に感じるか違和感と感じるか、読みながら感覚を楽しむこともできます。

プロフィール

name:
山村由紀
自己紹介:
●主な出版物
詩のアンソロジー『豊潤な孤独』
 (2008.01/草原詩社)
詩集『風を刈る人』
 (2006.06/空とぶキリン社)
詩集『記憶の鳥』
 (2001.07/空とぶキリン社)
●主な活動
個人詩誌「kanpinue」発行
詩誌「風箋」同人
同人誌「Lyric Jungle」編集委員
(詳しくはHPを見てください)
●記事にコメント欄がありません。
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