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「ひょうたん 48号(発行所/ひょうたん倶楽部)

君野隆久さんの「七月」。

七月がいちばんさびしい 

という一行目から始まるこの作品の「七月」は、
「本当の夏」でない夏にあるのだろう、と思いました。
置き去りにされた七月
偽物の七月
そんな七月の嘆きを感じました。
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「ひょうたん 47号」(発行所/ひょうたん倶楽部)

村野美優さんの詩「親知らずを抜いた日」。親知らずが抜けた跡を「竪穴式住居跡」と表現しているのにドキッとしました。確かにそうだわ。
そのあとの

わたしの中から
古代人が
歩み去っていった日 
(抜粋)

というのも面白いです。

「ひょうたん 46号(発行所/ひょうたん倶楽部)

過去の自分にやさしいまなざしを向ける村野美優さんの詩「小さな水」。鉢植えの受け皿からこぼれた水からはじまるのも魅力的です。傷のある記憶が浄化される瞬間の作品に思えました。

「ひょうたん 45号(発行所/ひょうたん倶楽部)

阿蘇豊さんの詩「シーツと蟻」は詩を書く上での比喩とかもっともらしさを逆手に取っておもしろい作品に仕上げています。
取り変えたばかりのシーツの上をありが歩くというのも不思議な光景です!

「ひょうたん 44号(発行所/ひょうたん倶楽部)

なんていうこともない日常のような、それでいて幸せを思わせる布村浩一さんの作品「水曜日」。土曜日や日曜日でないのがまたいいですよね。みんなが仕事に出た後のしんとした昼下がりですもの。

プロフィール

name:
山村由紀
自己紹介:
●主な出版物
詩のアンソロジー『豊潤な孤独』
 (2008.01/草原詩社)
詩集『風を刈る人』
 (2006.06/空とぶキリン社)
詩集『記憶の鳥』
 (2001.07/空とぶキリン社)
●主な活動
個人詩誌「kanpinue」発行
詩誌「風箋」同人
同人誌「Lyric Jungle」編集委員
(詳しくはHPを見てください)
●記事にコメント欄がありません。
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送っていただけるとありがたいです。↓
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