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「庭園2011」(発行所/ポエトリーガーデン)

中本道代さんの詩「夏至」。一語一語の言葉の持つ力がダブらず作品に拡がっていると思いました。
夏至の季節感と重厚な時の流れを楽しむことができた一作です。以下の部分が特に印象的です。

犬、猫の生真面目な顔が柱廊に隠れては現われ
消えたのちも瞳が残っている
見つめてくれるのか なぜ

生け贄の獣たちのおびえた息づかいと血が
寺院の
中庭を廻る
そこで生き続け 終わることができない
太陽が生まれた日
戦きも生まれた
(一部抜粋)
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プロフィール

name:
山村由紀
自己紹介:
●主な出版物
詩のアンソロジー『豊潤な孤独』
 (2008.01/草原詩社)
詩集『風を刈る人』
 (2006.06/空とぶキリン社)
詩集『記憶の鳥』
 (2001.07/空とぶキリン社)
●主な活動
個人詩誌「kanpinue」発行
詩誌「風箋」同人
同人誌「Lyric Jungle」編集委員
(詳しくはHPを見てください)
●記事にコメント欄がありません。
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