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「ガーネット 61号」

「ガーネット 61号」(編集発行/高階杞一)

嵯峨恵子さんのエッセイ『「音姫」譲ります』は笑いました。「音姫」が懸賞で当たるとは。それも2分も音が流れるって、、、トイレから出てもしばらく遠くで音が鳴ってそうです。
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「ガーネット 55号」

「ガーネット 55号」(編集発行/高階杞一)

阿瀧康さんの詩「ホテルと魚と猫と犬と形」の5章「煙突」。少ーし前の作品から、以前より作者のまっすぐな声がもれ聞こえてくるようで、耳をすますように作品を読んでいます。なんというか、(いい意味で)気になっております。少し長いですが一部引用します。本当は全部掲載したいのだけれど。「ものをたべるのは ずっとあるいていくのは それから/だれかとけんかしたりなかなおりしたりするのは/けっきょくかたちをなんとかするためのほうほうで、//そうやって じかんをつぶしていけば/ほかになにもいらない、とおもったりする/なにもしなくても/ぼくらじしんもかたちだからいいかもしれない けれど それでもなんとかしたいんだ。」

「ガーネット 54号」

「ガーネット 54号」(編集発行/高階杞一)

廿楽順治さんの詩「病院」はまさに病院、というか、入院のことを書いていると思いました。タイトルがなくても長期入院している人を想起します。
今号は昨年末に亡くなった寺西幹仁さんの追悼特集号でした。同人の方々が書かれた文章を読んで、寺西さんは本当に亡くなったんだなあと改めて思いました。東京に行かれてからの寺西さんとはほとんど交流がなかったのですが、大阪にいる時はよくグループでのみに行きました。一番記憶に残っているのは、何かの会の後、数人で梅田の居酒屋「スーパー百番」に行った時、上着のポケットから生ビールのタダ券を6枚取り出し、とーってもうれしそうに見せびらかしていたことです(そしてそのタダ券はその日のうちに使われてしまう)。あれからもう8年か9年が過ぎようとしているんですね。つい最近のことのような、大昔のことのような不思議な感じがします。

「ガーネット 52号」

「ガーネット 52号」(編集発行/高階杞一)

どんどんページ数が増えていくガーネット。ボリューム満点ですね。
大橋政人さんの詩「カボチャのツルの10センチ」はわたしも長いこと不思議に思えていることです!よくガーデニングの本に、草木はどんどん剪定したほうがよい、と書かれてあって「そうかそうか」と思いハサミを持ってベランダに出るのですが、先の葉っぱのほうが新しくつやつやしているので、草木を伸ばしている源のような気がして、切ってしまっていいのかすごく悩みます。挿し木なんて技も持ってないし。これが髪の毛のように先のほうが古ければいくらでも切るのに。
大谷良太さんのエッセイ「へま」はおもしろかった。同感です。この人いつもなんでこんなにエッセイ短いんだろう~~。

「ガーネット 51号」

「ガーネット 51号」(編集発行/高階杞一)

廿楽順治さんの詩「肴町」は墨一色の街並みを想起しました。高階杞一さんの詩「夕日とアンデルセン」は不思議な作品です。連毎に本のページをめくるようです。阿瀧康さんの詩「中学生」は読んで切実なものを感じました。理屈が先に来ているなあと思いながら読んで、理屈が先に来るしかなかったんだ、と後でわかりました。

プロフィール

name:
山村由紀
自己紹介:
●主な出版物
詩のアンソロジー『豊潤な孤独』
 (2008.01/草原詩社)
詩集『風を刈る人』
 (2006.06/空とぶキリン社)
詩集『記憶の鳥』
 (2001.07/空とぶキリン社)
●主な活動
個人詩誌「kanpinue」発行
詩誌「風箋」同人
同人誌「Lyric Jungle」編集委員
(詳しくはHPを見てください)
●記事にコメント欄がありません。
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