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「翻(PON)6号」(発行/翻々研)

毬まち子さんは漢字から詩を編み出します。今回は「恋」。

螺旋の森でDNAがざわめき
踏み込んでいきたい結界


この二連、いいです。
作中に「恋」という字がなければ、
よりあざやかさが増すと思います。
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「翻(PON)第3号」


「翻(PON)第3号」(編集・発行/ぽんぽん研究会)

創刊号から送って下さっている詩誌。B5判で10名の固定同人で構成されています。
今回は水島弥生さんの2作品にとても惹かれました。
独特の雰囲気が好きです。
詩「ふるさと」は自営のタバコ屋に立ち退きの話が出て、まだ実際には立ち退きを命じられたわけでもないのに継ぐ人間がいなくなって店をたたんだ、という話のなかに、くっきりと時間の流れが刻印されています。
もう一篇の詩「短夜」を少し引用します。
「蚊帳の裾がめくれ/ゆらゆらと手招きされて/ほの暗い中に顔を埋めた/くり返す吐息/近づく雷鳴//群青の短夜へ/雨は今も降り続く/まるで罪人のように/稲妻に怯えながら/わたしはあなたの子を孕む」
もっと他の作品も読んでみたいと思わされました。

プロフィール

name:
山村由紀
自己紹介:
●主な出版物
詩のアンソロジー『豊潤な孤独』
 (2008.01/草原詩社)
詩集『風を刈る人』
 (2006.06/空とぶキリン社)
詩集『記憶の鳥』
 (2001.07/空とぶキリン社)
●主な活動
個人詩誌「kanpinue」発行
詩誌「風箋」同人
同人誌「Lyric Jungle」編集委員
(詳しくはHPを見てください)
●記事にコメント欄がありません。
ご感想などは下記のミニレターで
送っていただけるとありがたいです。↓
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