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「pechika No.6」

「pechika No.6」(発行/ペチカ企画)

この詩誌はこれまでの号にも目を通していて、いつも無垢と残酷が共生している詩誌だという印象を受けています。執筆者の半数が実際に知っている方なので、詩誌によって表情が違うな~なんて思いながら読みました。
佐々本果歩さんの詩「牛には言わずと知れた、ももいろのはなびらのような」の最終連を引用します。
「わたしは、鎖にぐるぐるまきにされて
そこで、じぶんでやりなさいと、あなたに命令されている気分で
みっともなく開脚して
恥じらいながらまちをあるいている」
何をしてもいい「自由な」おとなであるはずなのに、個々それぞれ、何がしか規制を作って生きている。規制は外部から与えられる場合も、内面から自分に課す場合もあり、それに閉塞感を抱くかどうかが生活の苦痛の度合いに比例しているのではないかと思わされました。
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プロフィール

name:
山村由紀
自己紹介:
●主な出版物
詩のアンソロジー『豊潤な孤独』
 (2008.01/草原詩社)
詩集『風を刈る人』
 (2006.06/空とぶキリン社)
詩集『記憶の鳥』
 (2001.07/空とぶキリン社)
●主な活動
個人詩誌「kanpinue」発行
詩誌「風箋」同人
同人誌「Lyric Jungle」編集委員
(詳しくはHPを見てください)
●記事にコメント欄がありません。
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