「榛名団 創刊号」(編集発行者 富沢智)
群馬県にある現代詩資料館「榛名まほろば」館長の富沢智さんが立ち上げた詩誌。創刊おめでとうございます。あとがきの「団壇談」に意気込みが感じられてこれからが楽しみです。
作品は須田芳枝さんの詩「ラジオ深夜便」に目がとまりました。
震災後の詩誌には震災の作品が多く、その中でラジオという語がよく使われている気がします。この作品も震災後、しばらく聴かなかったラジオをつける話です。
初めの日々は
地震速報を聞き逃すまいと
身を硬くして聞き入っていた
首が回らないほど痛んだ肩もいつしか癒え
深夜のラジオが流れている
私が聞いていてもいなくても(最終連)
長いことラジオの存在を忘れていた自分と、毎日のように聞いていた自分。知らず知らずのうちに変化していた自分を静かに提示しています。
作品は須田芳枝さんの詩「ラジオ深夜便」に目がとまりました。
震災後の詩誌には震災の作品が多く、その中でラジオという語がよく使われている気がします。この作品も震災後、しばらく聴かなかったラジオをつける話です。
初めの日々は
地震速報を聞き逃すまいと
身を硬くして聞き入っていた
首が回らないほど痛んだ肩もいつしか癒え
深夜のラジオが流れている
私が聞いていてもいなくても(最終連)
長いことラジオの存在を忘れていた自分と、毎日のように聞いていた自分。知らず知らずのうちに変化していた自分を静かに提示しています。
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プロフィール
name:
山村由紀
HP:
自己紹介:
●主な出版物
詩のアンソロジー『豊潤な孤独』
(2008.01/草原詩社)
詩集『風を刈る人』
(2006.06/空とぶキリン社)
詩集『記憶の鳥』
(2001.07/空とぶキリン社)
●主な活動
個人詩誌「kanpinue」発行
詩誌「風箋」同人
同人誌「Lyric Jungle」編集委員
(詳しくはHPを見てください)
●記事にコメント欄がありません。
ご感想などは下記のミニレターで
送っていただけるとありがたいです。↓
ミニレター
詩のアンソロジー『豊潤な孤独』
(2008.01/草原詩社)
詩集『風を刈る人』
(2006.06/空とぶキリン社)
詩集『記憶の鳥』
(2001.07/空とぶキリン社)
●主な活動
個人詩誌「kanpinue」発行
詩誌「風箋」同人
同人誌「Lyric Jungle」編集委員
(詳しくはHPを見てください)
●記事にコメント欄がありません。
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